東京ビッグサイトで年に2回行われている、
さまざまなジャンルのアーティストが作品の展示や販売、
パフォーマンスなどを行うことができる
「デザインフェスタ」に土曜日、日曜日の両日、初参加させていただきました。
「デザフェス」には今まで行ったことがなく、
唯一、「出展はオリジナル作品であること」という以外
どういうイベントかもよく分かっていませんでしたが、
勢いだけで突き進んでみました。
そんなど素人が、初参加に際して行った、行動や準備したもの、
感じたことや反省点などを詳しく書いてみたいと思います。
参加までの流れ
まずは参加を決めてからの行動を書いていきます。
出展申し込み
今回は初参加ということで、様子見も兼ねて、作家2名で合同出展することにしました。
「デザフェス」でネット検索し、「出展申し込み」で申し込みを行いました。
ブースはいろいろな種類がありましたが、明るいブースのいちばん小さいサイズにしました。
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●明るいブース
●Sブース(横1.8M X奥行0.9M)
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★両日22,000円(税込)
大きさは、畳1枚分ほどです。
実際現地で見ると、結構せまいな〜と感じましたが、
商品が少ないので2名での合同出展でも十分でした。
※出展者パスが2名分(2枚X2日分)付きます。
今回は、2名で行ったので2枚でちょうどよかったですが、お手伝いの方がいる場合は、人数分パスの追加が必要です。
【反省】
パスはケースに入れて首から下げておいた方が分かりやすいかなと思いました。
(なくさないためとお客さんに分かりやすいため)
次回はパスケースを用意しようと思います。
当選メール&支払い
出展の5ヶ月前に申し込みました。
当選のメールが届いてから支払いという流れでした。
福岡からの参加でしたので、早々と飛行機とホテルの予約もじゃらんで行いました。
半年近く前なのに、申し込みと同時にキャンセル料が発生するとのことで、中止にならないように願うばかりでした。
【反省】
申し込みの時点で何を販売するのか漠然としか決めておらず、1コ目の大失敗がありました。
申し込み時に「ジャンル」と「出展内容」を登録するのですが、
安直にジャンルを「雑貨」にしてしまったことです。
オリジナルの絵を使ったポストカードなどやマグカップなどの雑貨を販売するので、ジャンルは「イラスト」にすればよかったと始まってみて後悔しました。
(本当は、出店者紹介で他の方の作品を見たときには後悔していましたが…)
実際、私たちのブースの周りは、かわいい動物のイラストの洋服やバッグ、アクセサリーなどのお店が多く、少し浮いていたような気がします。
ある出展者さん曰く、初出展あるあるだそうです。
いろいろ勉強になりました。
いろいろな申請
開催までに、いろいろな申請や申し込みが必要です。
「住所変更」
「火気申請」
「パフォーマンス申請」
「出店者紹介」
「追加オプション申し込み」…出展者パス追加など
「レンタル備品申し込み」…机、イス、背面パネルなど
(レンタル備品は当日の貸し出しもありました。)
各種申請や申し込みの期日がバラバラに設定されていましたが、
何度もメールで締切日などの案内があり、忘れずにできました。
レンタル備品
初出展で何が必要か不要か分からなかったので、必要最低限で、
背面パネル、テーブル、丸椅子を注文しました。
イスは2名なので2個にするか迷ったのですが、必要なら当日借りようということにして、とりあえず1つだけにしました。
事前に頼んでおくと当日朝ブースに行ったときにはすでに設置されています。
出展者紹介
デザフェスのHPで「出展者紹介」をしてもらえるのですが、商品の写真がなく、締め切りギリギリになりました。
締め切り後、並びがランダムになるようで、自分のブース紹介がどこにあるのか何度も探してみたりしました。
物品の送り出し
会場に送ることができる業者は、佐川急便のみでしたので、そちらを利用させていただきました。
最初は段ボールに詰めていたのですが、直前に大きなスーツケース2つに入れ替えました。
スーツケースにしたメリットは、
スーツケースはサイズが大きくても料金が一律で、大きな段ボールで送るよりも料金が安くなること。
搬入口からブースまで持ち運びやすいこと。
デメリットは、小さくできないためブース内で場所を取るのと中身が減っても復路で同じ料金がかかるところです。
今回、持ち運びが便利だったのと、ブースのテーブルの下でローテーブルとして使えたのと椅子がわりにできたので良かったかなと思います。
段ボールに詰めた時よりも料金も5,000円くらい安くすみました。
【感想】
通常の送料+保管料?なのでしょうか往復の送料はとても高いです。
スーツケース2個と180サイズ段ボール1個で往復で約27,000円かかりました。
因みに、私は、会場まで徒歩10分くらいのホテルでしたが、
ホテル宛に荷物を送って、ホテルから運んでいる方もたくさんいました。
ホテルのロビーにあ行、か行…と張り紙でたくさんの荷物が仕分けされていました。
次回はそれもいいなと思います。
準備品
準備したものと準備したけど不要だったものなどを書いておきます。
■準備品
・不燃 白クロス …ブース内で使用する什器や布は不燃のものとの指定があり、不燃の壁紙を使ってみました。当日消防検査をされなかったのでこれが使用可能かダメなのかは分からずじまいでした。
・養生テープ …ブース内ではテープ痕が残らないようにほぼ養生テープで済ませました。
・両面テープ …スチレンボード製の看板を背面ボードに仮止めするために使いました。
・はさみ
・ホチキス …白クロスとスチレン製看板を留めるのに使いました。
・トンカチ…背面パネルに釘を刺すのに使いました。
・ペンチ …背面パネルの釘を外すのに使いました。
・お釣り…値段設定を100円刻みにしたので、5千円札2枚、千円札20枚、500円玉10枚、100円玉40枚くらい持っていきましたが、十分過ぎました。
・釣り銭トレイ…テーブルにあまりスペースがなく、お金を置いてもらうのに活躍しました。100均のプラスチックトレイを使いました。
・小銭ケース…金種で分けて入れられるものを使いました。
・電卓
・商品リスト…売れたら正の字を付けていました。
・持ち帰り袋(手提げ、紙)
・シール …ロゴのラベルを作って持ち帰り袋に貼ってお渡ししました。
・タオル(雑巾)
・ほうき …卓上用の小さいものを持っていきました。
・ゴミ袋
・梱包材
・ポストカードラック…100均の皿立てを使用
・看板…スチレンボードで自作したもの
・POP …値札を商品の横に設置
・商品かご
・ボールペン
・マジックペン
・除菌用アルコール
・除菌シート
・メジャー…釘を打つ間隔を取るときや帰りの段ボールのサイズを測る時に使用
・結束バンド…ワイヤーネットを連結するのに使用
■不要だったもの
・PPテープ…養生テープで事足りました。
・セロテープ
・カッターナイフ
・ヒモ
・ドライバー
・虫ピン…背面パネルに看板を刺すのに使おうと思いましたが刺さりませんでした。
・ボンド
■次回持っていくもの
・押しピン
当日の流れ
申し込んだときには半年も先だと思っていたけれど、
あっという間に当日がやってきました。
会場の東京ビッグサイトへ徒歩10分くらいのホテルに宿泊しました。
開場は朝7:00とのことで、20分前くらいに到着しました。
イベント開始は11時ですが、会場にはすでに並んでいる方も…。
出展者入口か分からず、案内もなかったのでしばらくウロウロしてしまいました。
朝、自分のブースに着くと背面パネルは設置してあり、事前にレンタルしていたテーブルと椅子も置かれていました。
最初に感じたのは、Sブース想った以上に小さいなぁということです。
ブースのレイアウト
今回、ブースのレイアウトはいろいろ考えてレイアウト(1)の配置にしました。
周りのブースを観察して、いろいろな配置があり参考になりました。
テーブルに置いたワイヤーネットが高く、前があまり見えなくて、立ったり座ったりの接客でしたが、レイアウト(2)のように座ったままでもいいなと思いました。
レイアウト(3)の方はお客さんが興味を持った商品をさっと広げて紹介できていて動きやすそうでした。
レイアウト(4)の方は、背の高い商品棚を前後に置いておしゃれに商品を飾っていました。
準備
7時から11時まで4時間も開店準備時間がありましたが、背面パネルへの釘打ちに手間取り、ギリギリまでかかりました。
今回、キャンバスプリントを展示するために、背面パネルに釘か虫ピンを打って設置することにしましたが、背面パネルは思ったより硬く、虫ピンはうまく刺さりませんでした。
また、思いのほか板が薄く、長い釘を用意していたのですが、裏に突き抜けないように使うとグラグラになってしまいました。
(後ろのブースの方がパネルを使用していなかったので、突き抜けないように気をつけました。)
短い釘か木ねじの方がしっかり留まるかなと思いました。
因みに隣の方は、押しピンを使用されていました。
(次回は押しピンも持って行こうと思います。)
パネルの表面は薄い紙状のシート?加工がされていて、軽いものであれば、両面テープでもくっつきます。
自宅でもテーブルで一度商品を配置してみたりしたので、背面の釘打ち以外はそんなに手間取った感じはしなかったのですが、慣れないことで、わたわたしてしまいました。
こんな感じに仕上がりました。
ハレパネは、ハレパネを使って自作したスチレンボード製の看板です。
結構大きめに作ったつもりですが、広い会場ではそんなに目立たなかったかもです。
↓背面ボードに貼ったもの
どちらも家庭用プリンターで出力した紙を切り貼りして、100均のスチレンボードに貼り付けたものです。
ハレパネは、ダイソーの貼れるボードというもので、スチレンボードの片面が両面シート仕様になっているものです。
450mmX300mmのものを全部で10枚使いました。
プリンター出力の切り貼りは、コツがあるので以前書いた記事をご参考にどうぞ。
うまくできれば、継ぎ目がほとんど分かりません。
つないだ紙をスチレンボードの両面シートに貼り、カッターで看板の形に切りました。
1日目終了
2名で参加したので交代でトイレやブース巡りをしました。
ブース巡りは周辺しか回れませんでしたが、楽しめました。
食事は、朝コンビニで買った軽食でブース内で済ませました。
あっという間に1日目が終了。
商品をスーツケースに入れてホテルに持ち帰ろうかとも思いましたが、皆さん置きっぱなしのようでした。
布をかけている方も多くいましたが、そのままの方も。
うちは上にかける布などを用意しておらず、余っていた白クロスをかけて1日目終了しました。
食べに出かける余力がなく、ホテル内のコンビニで夕食を調達しました。
同じ方が多数いるのか、レジはコンビニでは見たこともない長蛇の列でした。
2日目
準備は特になく10時ごろ会場へ。
もっとギリギリでも全然大丈夫でしたが、開場前に他のブースを見て回ることができました。
1日目はテーブル下を片付ける暇がなく、ごちゃごちゃしていましたが、2日目は整理整頓され良かったです。
佐川急便の復路もネットで頼み、終了後搬出口へ持っていくようにしました。
段ボールは自分で測って180サイズで頼みましたが、搬出口で確認で測ると170と言われ、仕方ないのでしょうが、特に訂正などはしてもらえず、ちょっとがっかりしました。
長いようで、2日目もあっという間に過ぎていきました。
まとめ
最後に今回の初出展の良かった点と反省点をまとめておきます。
【良かった点】
・荷物をスーツケースに詰めたので持ち運びが便利だった。
・宿泊したホテルが近くてとてもありがたかった。
【反省点】
・ワイヤーネットが高すぎて、座って接客できなかった。
・背面ボード用の釘が長すぎて留まらなかった。
・出展者パスを首から下げておいた方がよかった。
・paypayの申請をしたが間に合わなかった。
イベントが終わるとヘトヘトに疲れましたが、とても楽しく、充実した2日間でした。
ブースにお立ち寄りいただいた方、お喋りしてくれた方、商品を購入していただいた方、ありがとうございました。
とても嬉しく、励みになりました。
年2回ということで、次回は半年後ですが、また参加が叶えば出展させていただきたいと思います。