白のイメージ
白い服といえば真っ先にウエディングドレスを思い浮かべる方も多いと思います。
白には清潔・高潔・純粋・新鮮などのイメージがあります。
また、白には雪のイメージがあり、冷たさを感じさせたり、緊張感を与える色でもあります。
病院の真っ白い壁やカーテン、照明、白衣などもなんとなく緊張感を感じませんか?
そんな、見る人に緊張感を与える白は、仕事やプライベートでもお互いをまだよく知らない相手と合う時には、身に付けない方がよい色です。
もちろん、インナーだけ白というような使い方は大丈夫ですが、ジャケットなど大きな部分で雪のような純白を持ってくるのは避けたほうが無難です。
相手にいらない緊張感を与え、冷たいというイメージを持たれるかもしれません。
もし、親しくなりたくない、一線を引いておきたい相手であれば、逆に真っ白を着るというのは、効果的かもしれません。
いろいろな白
ひとくちに白といってもいろいろな白があります。
JIS(日本産業規格)では、「赤みを帯びた黄みの白」「黄みの白」「緑みを帯びた黄みの白」「黄緑みの白」「緑みの白」「青緑みの白」「青みの白」「青紫みの白」「紫みの白」「赤紫みの白」「紫みを帯びた赤みの白」「赤みの白」「黄みを帯びた赤みの白」「黄赤みの白」と14こもの白が規定されています。
洋服を選ぶ時にもいろいろな白があり、迷ってしまう時もあると思いますが、白も微妙な違いで顔映りに影響します。
顔映りの良い似合う色が分かるパーソナルカラー診断では、私は純白は似合いません。
顔に対して白ばかりが目立ってしまい、私の肌の色となじまず、顔と服がバラバラな印象になります。
ところが、少し黄色みの入ったオフホワイトだと白が浮き立つことなく肌に馴染みます。
白を着て鏡で見た時に、しっくりこないなという違和感を感じたら、似合わない白なのかもしれません。
一概には言えませんが、初対面でどうしても白を着る場合は、オフホワイトなどやさしい白だと印象もやわらぐのではと思います。
色でイメージアップを図る
色は上手く使えば、着る服の色でもイメージアップを図ることができます。
似合う色を身につけることで顔映りが変わってきます。
私達は光の中で色を見ています。
服の色が顔に反射することで、顔色がよく、明るく見えたり親しみやすく見えたり、また顔色が悪く、暗く見えたりします。
そして、それがあまり良く知らない相手だと、外見からのイメージがそのままその人のイメージとして受け取られてしまいます。
いつも白を着ていると清潔感はとてもありますが、反面、近寄りがたさを感じます。
例えば、いつも焦げ茶や黒の服を着ていれば、たとえその人がとても明るく楽しい人でも、落ち着いた人というイメージを持たれやすいです。
服の色は意図していても、していなくても相手にその色が持っているイメージを植えつけます。
周りを見ても、ピンクばかり着ている人にはかわいいイメージを持ちますし、黒や白ばかり着る人はスタイリッシュな人という感じがします。
好きな服を着るのが1番ですが、「好きな色」+「似合う色」だとさらに良いのではと思います。
相手に与える印象ということにも意識を向けると、服選びもまた違った目線でできるかもしれません。
また、いつも何色の服を着たらよいか分からないと悩む方は、色のイメージを利用すると、服選びがラクになるかもしれませんね。
アーリー フィンチ■絵と配色とデザインと■
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