絵などを展示する時に絵の説明を書いたキャプションボードを取り付ける場合があります。
何を載せたらよいかやサイズなど迷いますよね。
ここでは、私が実際にグループ展で水彩画を展示した時に使用したキャプションボードの作り方を紹介します。
特に仕様が決まっていなかったので、遊び心で、長方形ではなく変形で作ってみました。
形やサイズ、記載事項などに決まりがない場合は、参考にしてみてください。
絵の説明書キャプションボードとは
絵の展示などで、作品のそばに貼ってある板のことをキャプションボードといいます。
画家の名前や絵の題名だけが2、3行書いてある小さなものから、絵の説明文などが長々と書いてある大きなものまでいろいろとあります。
大抵は白い長方形に黒文字が多いようです。
キャプションボードを手づくりする時の材料
今回使った材料はこれだけです。
■キャプションボードに載せる文字をプリントアウトしたもの
■スチレンボード…今回は3mmのものを使いました。
■両面接着シート…シワの寄らないのりでもいいと思います。
■カッターと定規
キャプションボードのサイズ
市販の名刺用紙にはミシン目が入っているので、ボードと一緒にカッターで切る時も切りやすいと思います。
キャプションボードに何を載せるか
今回、何の規定もなく何を記載するか悩みました。
結局、この順番で載せました。
■自分の名前:実際はニックネームにしました。
■絵の題名:1番悩みます…。分かりやすいものにしました。
■絵のジャンル:水彩画でしたので水彩と表記しました。
■紙の種類:必要ないかもですが、気になる方もいるかなと思い載せてみました。
■金額:今回は展示だけにしたので「非売品」と入れました。
最初は長方形で作っていたのですが、雰囲気を柔らかくしたくて、横の線を円弧で丸くしました。
上下の飾り罫は無料の飾り罫の素材からお借りしました。
パソコンで文字を打ち普通のコピー用紙にプリントアウトします。
文字の色は黒ではなくグレーにしました。
プリントアウトする時に切り取り用の枠線を細くし、線の色をうすくしておくと、切った時に少しずれて、線が残ってしまっても気になりません。
グレーの薄い線にしましたが、うすい黄色や水色だとさらに目立たなくなります。
ただ、うすくしすぎると切る時に見づらくなります。
キャプションボードの作り方
①コピー紙をカット
パソコンで作ってプリントアウトした用紙の出来上がり線より少し大きめにカットします。
普通のコピー用紙で出力しました。
②①を両面シートに貼る
両面接着シートの片面をはがし、カットしたコピー紙を貼りつけます。
のりで貼る場合は④へ
③両面シートをカット
両面接着シートのいらない部分を切り取ります。
切り取り線より大きめに切ったままです。
④スチレンボードに貼る
両面接着シートのもう片面をスチレンボードへ貼りつけます。
今回は3mmのボードを使いました。
(のりで貼る場合は、シワの寄らないタイプのものをオススメします。
角がめくれないように端までのりをていねいにつけます。)
⑤スチレンボードをカット
コピー紙と一緒に線に沿ってスチレンボードを切ります。
線が気になる場合は少し内側を切ります。
スチレンボードは切りにくいので、カッターの刃は新しいものを使ったほうが切れやすいですが、手を切らないように注意してください。
カッターは刃を傾けると断面がナナメになるのでなるべく傾けないようにします。
曲線はカッターでていねいに切ります。
ちょうどよい形の丸いお皿などがあれば、当てて切るときれいに切れます。
⑥完成
最初からスチレンボードに接着シートが貼ってあるハレパネというものもあります。
今はダイソーやセリアなどの100円ショップでもハレパネが売っていますので、手軽に作ることができていいですね。
アーリー フィンチ■絵と配色とデザインと■
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