粘土をつかった人形のつくり方


普段は水彩画を描いていますが、時々無性に立体を作りたくなります。

今回は、石塑(せきそ)粘土と樹脂粘土を使って、女の子と狼を作ってみました。



石塑粘土は、石の粉でできている粘土で、陶器のような風合いが楽しめます。
今回、手元に紙粘土がなく、石塑粘土を下地に使いました。


樹脂粘土ですべて作っても良いのですが、石塑粘土や紙粘土に比べて、樹脂粘土は値段が若干高いので、芯の部分は石塑粘土を使い、表面に樹脂粘土を使っています。



粘土をこねるのは楽しいです。
作っている時は無心になれ、あっという間に時間が経ってしまいます。


粘土や絵の具など、材料は、100均でも揃えられるので、気軽に始められます。
ざっくりとした作り方を書いてみますので、ものづくりを楽しんでみませんか?

材料はこれだけ

■粘土…今回は、石塑粘土(ラドール)、樹脂粘土(モデナ)を使いました。
■アクリル絵の具
■針金
■アルミホイル
■粘土板…100均のプラスチックのまな板を使っています。
■粘土ヘラ
■カッター
■やすり
■紙と鉛筆

①まずは簡単にラフスケッチ





とりあえず、どんな感じにするかラフスケッチを描きました。
出来上がりと比べてみると…、

全然違いますが…。


頭の中のイメージだけでつくるのは難しいので、スケッチがあると位置関係を決める時などに便利です。



②針金で骨組みをつくる


粘土だけだと弱いので、針金で体の骨組みを作りました。


針金がある方がしっかりするし、大まかに形も分かるので、作りやすいです。


粘土を付けたあと少し動かしたりの微調整もできます。



③アルミホイルで肉付け

個人的には好きな作業です。

アルミホイルで針金を包んで、肉付けをしていきます。
あまり太くしてしまうと粘土部分が薄くなり、アルミホイルが表面に出てきてしまうこともあるので、付けすぎないようにします。

針金のぐらぐらしていた部分もしっかりしてきます。

こんな感じになりました。

だいぶ雰囲気が出てきました。

④石塑粘土で肉付け


無心で作っていたいたので、このあと写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。


まず、石塑粘土をよくこね、アルミホイルを隠すように肉付けしていきます。
粘土が硬い時は、水を少し混ぜてやわらかくします。

アルミホイル同様、付けすぎると樹脂粘土で隠れなくなるのでつけすぎないようにします。


白い部分が石塑粘土で、顔は絵の具を練り込んだ樹脂粘土です。



⑤樹脂粘土で形をつくる


1〜2日置いて、石塑粘土が乾いたら、上から樹脂粘土で形を作っていきます。

樹脂粘土は、黄みがかった白色です。
粘土をよくこねて、アクリル絵の具で色を練り込みながら作りました。

顔は、オレンジ、黄色、白をほんの少しずつ練り込んでいます。
絵の具を混ぜすぎると、粘土がやわらかくなりすぎて、ベタベタします。


水を使って粘土と粘土をくっつけます。




女の子の顔と狼の目、鼻、毛並み、雪はあとから絵の具で描きました。


顔など少し形を整えたい時は、ヤスリで削りました。

粘土の保存



余った粘土はラップを巻いて、ジップロックに入れて保存しています。




石塑粘土も樹脂粘土も焼いたりせずに、乾かすだけでいいですし、絵の具を練り込んで作ると、細かい部分を筆で塗る難しい作業がいりません。


お家で、一人で安く手軽に始められる趣味としておすすめです。


そして、粘土をこねてストレス解消にもなリます。(私だけ?)



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