物に光が当たると、その光の波長の違いで、人の目には様々な色が見えます。
目から入る色は、人の心や体にいろいろな作用をもたらします。
カラーセラピーでは、気分を上げたり、逆に落ち着いたりできる色の効果を状況によって上手に利用します。
元気の出る色を、生活に取り入れる参考になればと思います。
元気が出る色とは
赤やオレンジ、黄色は太陽や、光、血、炎などのイメージがあります。
暖かみを感じる色である、いわゆる暖色は、元気が出る色といわれています。
実際に体や心を興奮させたり、食欲をわかせたり、やる気を起こさせたりします。
注意の必要な暖色
ただ、元気の出る暖色ですが、注意が必要な色もあります。
それは赤色です。
赤色は暖色の中でも特に、人にやる気や行動を起こさせる色です。
炎や情熱など燃えたぎるようなイメージの強い色です。
赤は元気な人が行動を起こしたい時に取り入れるには効果的な色ですが、すでに頑張りすぎている時や、気持ちが少し疲れている時には、あまり取り入れない方がいいかもしれません。
心が少し弱っていたり、逆にずっと頑張っている時には、赤色は強すぎて、逆にパワー不足になり、疲れてしまう場合があります。
赤色が強すぎて苦手だと感じる時は、まずは黄色やオレンジ色を取り入れる方が効果的です。
色を上手く利用する
オレンジ色や黄色を上手く生活に取り入れるには、取り入れたい色の花を飾ったり、食べ物で摂ると効果的です。
また、洋服で身につけたり、クッションなどでインテリアに取り入れたりすることもできます。
目で色を見て、色を意識することが大切です。
色が体に作用するということが不思議な気もしますが、目から入った情報は、実際に心に影響を与えます。
楽しいものを見ると楽しい気持ちになりますし、怖いものを見ると怖くなります。
色もそれと同じで、心を動かすのだと思います。
心が動くと、実際に発汗したり興奮したり、体に影響を与えます。
明るい色を見ると明るい気持ちになったり、落ち着いた色を見ると、気持ちも落ち着いたりという経験がある方は、色を上手く生活に取り入れることで、気分を上げたり、集中力を高めたり、色の持つ力を効果的に利用できるのではないでしょうか。
アーリー フィンチ■絵と配色とデザインと■
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