絵のアイデアが出ない時、アイデアを出すための5つの方法



絵を描くときに何を描こうか悩み、良いアイデアが浮かばないときがあります。
好きで描いているのだから、何を描いてもいいのですが、いつも同じような構図や雰囲気になってしまったりします。

自分の中で「もっとうまく描きたい」や「何を描きたいのか思いつかない」という思いが湧いてくるのに、アイデアが思いつかず、途方に暮れてしまいます。


仕事では、グラフィックデザインや店舗の意匠デザインなど、常にアイデアを絞り出す作業をしています。

デザインや水彩画を描く時に、私のやっているアイデア出しの方法です。


なぜ、楽しいはずの絵を描くことで悩むのか


絵を描くことは、とても楽しいです。
アートは呼吸のように、生きる上で絶対必要なことではないので、楽しくなければやっていないと思います。

「描きたいものを楽しく描けばいいだけ」なのになぜ悩むのでしょうか?

悩むのは、今の自分には満足していなくて、昨日までの私よりはうまく描きたいという思いがあるからだと思います。

絵を書く目的のひとつは、自己満足ですが、自分がきゅんとなる絵、ぐっとくる絵を描いて自分を喜ばせたいのです。


自分の絵は、自分が一番好きなはずですから、まずは、自分の心を動かす絵を描かなければ、他の人は何も感じてくれるはずがないと思っています。


そして、描いた絵に100%満足することはなく、絶対に何かしら「もっとこうすればよかった」という思いが湧いてきます。

詰まるところ、アイデアを考えるという作業は、終わりも正解もなく、常に必要なのだと思います。
そして、それがものすごく楽しくもあり、逆に頭を抱えるほど苦しい時もあります。

アイデアを出す方法

1:目標を設定する

どんなことも漠然とやるより目標があった方がモチベーションも上がりますし、モチベーションが上がった方がアイデアも湧くし、上達も早いと思います。

例えば、一番大きなところでは人生です。
人生の目標があるのとないのとでは、時間の使い方や心の高揚が違います。
そこを目指す道があれば、漠然と生きていたころよりも楽しくなります。


ですが、今回はそんな大きな目標ではなく小さな目標のお話です。

何も考えず描きたいから描くというのでもいいと思いますが、そんな広すぎる思考でアイデアが出ない時は、小さな目標を設定すると、モチーフ選びや構図を決めるときにも役立ちます。

例えば「この部屋に飾る絵を描く」もしくは「こんな部屋に飾って欲しい絵を描く」を目標に設定した場合、

どんな家の壁に飾るのかだけでも考えると、「縛り」ができ、絵の大きさや色合いが決まります。
額に入れて飾る場合は額縁の太さも考えてのサイズも決まります。

花の絵を飾りたいのか、動物の絵を飾りたいのか、人物なのかなどで、モチーフも狭まります。

「こういうお家のこういうところに飾ってほしい」とか「個展をやる」など具体的にイメージするだけでもモチベーションが上がり具体的に想像できアイデアが浮かんできませんか?

実際にやる必要はありません。
あくまで目的の設定を頭の中でするだけなので簡単にできます。


その他にも、ポストカードやキーホルダーやiPhoneケースなどのグッズを作るという目標でもいいと思います。
そういうグッズを最終目的に設定しておくのも楽しいですし、身近なもので想像ができ、考えがまとまりやすくなります。


単に、「インスタグラムで発表する」という目標なら、正方形に近い方がいい、パッと目立つ方がいいかもなどアイデアの突破口が浮かんできます。

2:「お題」でしぼる


自分で考えた「お題」で少し絵のテーマの範囲を狭くします。

仕事ではお客さんがいて、希望や目的があります。
「あなたの好きに考えてください。」なんていうクライアントさんはいませんので、常にお題があるようなものです。

お題があればアイデアが浮かんでくるわけではないのですが、少し的を絞ってアイデアを考えると出やすくなることもあります。

しかも、このお題は絶対ではないので、そこから全然違うものにつながっていっても、それはそれで、もっとよいアイデアが浮かんでくるかもしれません。


3:締め切りをつくる


少し苦しいやり方ですが、締め切りをつくるというのは、アイデアを出すのに有効な方法です。

人は締め切りがあるとがんばれる、という漠然とした理由ではなく、人は余裕がなく、切羽詰まった時の方が、良いアイデアが出せるということを知ったからです。

考えて考えて出る言葉よりも、その状況でパッと出た言葉の方が人の心を打つ時も多々あります。

自分を締め切りで追い詰めてみるのも、良いアイデアを出すという点から見れば、有効な方法かもしれません。
苦しいので、仕事の時しかやりませんが、仕事だと提出日の1〜2日前を自分で締め切りの日に設定したりします。

4:描いた絵を贈る相手を設定する


目標やお題を設定するのと同じような考え方ですが、絵をプレゼントする相手を設定するという方法です。
実際に贈るわけではなく頭の中でイメージするだけです。


その人に合う雰囲気や喜びそうなものを想像します。
誕生日を知っていれば、誕生日にプレゼントしようと具体的に日にちの設定をするのも締め切りの設定も同時に出来ていいですね。

この、「贈る相手のイメージ」は実際に贈るわけではないので、うまく描かなければという余計なプレッシャーがないのと、自分の思うままにイメージして描けるという事です。

この人は本当はこういうドロドロした内面があるんじゃないかなど実際に「あなたをイメージして描きました。」と言えば、相手がショックを受けたり怒ったりするイメージでも、面白い絵になるかもしれません。

何より「自分は何のために描いているんだ」「こんなの描いたところで…」なんていうマイナス思考が入りづらくなります。


「誰かのために絵を描く」というのはモチベーションを上げるのにとても効果的な方法だと思います。


5:浮かんできたことを書きとめる

これは、おそらくみなさんやっていて、一番有効な方法かもしれませんが、とにかく頭に浮かんだことを書きとめるという簡単な方法です。


ここで重要なのは、浮かんできたものを取捨選択しないということと、できるだけ言葉ではなく絵で描いておくということです。


ばかばかしいことが浮かんできても、テレビを見ている時に何気なく浮かんできたことも、書き留めておくと、アイデアの扉をノックする役に立つことがあります。


私の場合、言葉で書いて、忘れた頃に見ると、大抵、何が浮かんだのか全く意味不明のことがあります。
ヘタでも絵で描いておくと、文字だけよりは、自分に伝わります。
もちろん、何のことか全然分からず、そもそもそんなこと描いたのかすら忘れている時もありますが、それはそれで、過去の自分のアイデアを新鮮な目で見ることができます。


アイデアを出すのは、時には苦しいですが、その苦しいことも楽しんでいければと思います。
アイデアが出ない時には、試してみてください。




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