目から入ってくる色は、心や体に影響を与えます。
派手な強い色をずっと見ていると、目が疲れてきたり、暗い色にずっと囲まれていると、心が沈んだりするのも色の影響です。
カラーセラピーでは、心や体に良い影響を与える色の効果を、積極的に取り入れるアドバイスなども行います。
それぞれの色の効果を知って、少し意識するだけでも、心と体に良い影響を与えるかもしれません。
リラックス効果の色とは
緑色には、リラックス効果があります。
色にはそれぞれが持つイメージがあります。
色のイメージとは、簡単に言うと、その色を考えた時に浮かんでくる物や雰囲気です。
緑色を考えた時に浮かんでくるものには、「葉っぱ」「森林」「草原」などがあります。
これは経験からくるもので、人がもつ共通するイメージだと思います。
そして、そのイメージから、「癒やし」「さわやか」「おだやか」などをイメージします。
また、「非常口の緑色」や「信号の進めの緑色」は「安全」や「安定」も連想させます。
そのため緑色は、色彩の世界では、暖かさや冷たさを感じない、中性色と呼ばれます。
このように、緑色を見ると、意識せず、穏やかなもの、安全なものと言うイメージが湧き、リラックス効果が生まれます。
緑色を生活に取り入れる
普段、意識せずに影響を受けている色の効果を、積極的に取り入れ、心と体の健康に活かしていけたらこれほど簡単で安上がりな健康法はありません。
自然の風景に触れ、森林浴をするのはとても心が安らぎ、穏やかな気持になります。
森林浴のリラック効果は、新鮮な空気を吸ったり、草木の音、鳥のさえずりを聞くからだけではなく、目から入ってくる緑色の効果も大きいと思います。
疲れた時に、自然に触れたくなるのも、無意識に心と体が緑色を求めているからだとも言えます。
森林浴に行かないまでも、普段の食べ物にも野菜や果物など、緑色は多くあります。
手っ取り早く緑色を取り入れるには、緑色のものを食べるという方法もあります。
リラックス効果を得たいと思う時は、見ているものや食べているものを少し意識することも大切です。
緑色を見ながら、緑色のものを取っていると意識して食べることで、さらにリラックス効果が上がるといわれてます。
すこし、疲れてリフレッシュしたい時など「新鮮な緑色の野菜を食べてリフレッシュするぞ!」という意識で食べてみるのもいいかもしれません。
また、インテリアに緑色を取り入れると、日々、緑色を目にすることができ、効果的です。
部屋に観葉植物を置いたり、クッションや小物などに緑色を取り入れることも比較的簡単にできます。
自然の写真や絵などを飾るのもいいですね。
緑色は、自然の中、生活の中にも多くあり、取り入れやすい色です。
少し疲れがたまってきたなと感じるときには、緑色のリラックス効果を意識しつつ、生活に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
アーリー フィンチ■絵と配色とデザインと■
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